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スキャマーとは国際ロマンス詐欺の犯人

「スキャマー」とは「国際ロマンス詐欺」の犯人・詐欺師のことです。

 

scammer(スキャマー、詐欺師)は英語の一般名詞で、scam(詐欺)+er(する人)というツクリになっています。

しかし、インターネットで外国人と交流している人、とくに恋愛や結婚相手の候補がその中にいる人たちにとっては、ずっと以前から、スキャマーと言えば、国際ロマンス詐欺の詐欺師を指しています。

 

スキャマー(scammer)のほかに、online scammer(オンライン詐欺師)や、romance scammer(恋愛詐欺師)といった言葉も使われます。

 

個人スキャマーと、組織型スキャマー

「国際ロマンス詐欺」を行なうスキャマーは個人スキャマーと、組織型スキャマーがあります。

「国際ロマンス詐欺」を行なうスキャマーは個人スキャマーと、組織型スキャマーがあります。

通常、個人よりも組織の方が

  1. より専門的で、詐欺テクニックも洗練されており
  2. メンバーで役割分担できるため、複雑な「詐欺シチュエーションの設定」もリアルに再現できます。

 

イメージとしては、テレビでもお馴染みの「劇場型のオレオレ詐欺」を思い浮かべてもらうと分りやすいと思います。

1人があなたの恋人役をやり、もう1人が病院の医師の役をやり、さらに病院の事務の人が現れて、入院費用を請求するなどです。

 

ただ、国際ロマンス詐欺の場合、直接あなたに電話をしたり、対面したりするコトがほとんどありません。

ですから、劇場型の役割分担の効果よりも、むしろ組織犯罪として、蓄積されているノウハウやネットワークが強みとなります。

 

インターネットでの国際ロマンス詐欺が増加しはじめてから、もうすでに20年になります。

この期間に積み上げられた経験と、そこから編み出された効果的で効率的な詐欺手法は、犯罪組織の中で、より多くシェアされます。

 

またトラブルの際は、スキャマー同士、組織内で助け合うと同時に、新たな手法の開発も進めていますので、個人スキャマーよりも、ずっと警戒すべき対象になります。

 

男性スキャマーと女性スキャマー、混成型スキャマー

スキャマーは男性が圧倒的に多いです。

スキャマーはほとんどが男性

スキャマーは男性が圧倒的に多いです。

ブロンドラブ」を訪問して下さっているあなたも、おそらく男性かと思います。

 

そんなあなたが、最近、ずっと楽しく会話をしている白人美女が、急に「お金に困っているの。少し送ってくれないかしら」などとお金を無心してきて「これはもしや国際ロマンス詐欺では!?」と感じたとします。

 

その直感が正しければ、今まで「理想の女性」と思っていたお相手は、男性である確率が非常に高いです笑

いわゆる「ネカマ」というものです。

 

日本の出会いサイトなどで、相手が日本人と称していて、あなたと日本語で会話していたら、言葉の端々から、なんとなく「あれ?女性っぽくないな…不自然だな」と疑問に思うかも知れません。

 

でも、あなたが英語が得意でないなら、「海外の外国人」と英語で話していて、言葉のニュアンスや感じだけで、そういう判断は難しいですよね。

 

とくに相手が「わたし、英語が得意じゃなくて…」なんて恥ずかしがっていたら、妙な英語でも納得してしまうし、不審に思いづらいです。

むしろ、つたない英語に可愛気すら感じてしまうかも知れません(^^;

でも、男性ですw

女性スキャマーはあまりいない

女性スキャマーは「国際ロマンス詐欺の単独犯」としては少ない

女性スキャマーは「国際ロマンス詐欺の単独犯」としては少ない、と言うのがブロンドばかの経験上の結論です。

 

すこし回りくどい言い方なのは、2つポイントがあるからです。

お小遣い稼ぎレベルが多い

1つは、確かに単独犯の女性スキャマーもいますが、これは「嘘ついて小金をくすねよう」とか、「小遣い稼ぎしたい」と言うレベルであって、国際ロマンス詐欺のように、計画的にターゲットを詐欺にはめ込んで大金を詐取する、というタイプではないということです。

ネットで完結しない

2つ目は、女性のスキャマーの多くが、リアルとネットをまたいで活動していて、ほぼネットだけで完結する国際ロマンス詐欺と言うよりは、詐欺師は外国人女性ではあるが、実体は普通の詐欺と変らないケースが多いという点です。

 

たとえば、国際ロマンス詐欺の定義として、自分を「海外に住む外国人」だと思い込ませるコトが必要です。

しかし、単独の女性スキャマーの場合、話をしているうちに、「実は日本、それも近県に住んでいた!」という衝撃の事実が発覚することがあります笑

 

うっかり口がすべっちゃったワケですw

「あれ?中央ヨーロッパの●●国にいるんじゃないの?」と聞くと、「えーっと、今、友人の家にいる」などと、しれっとしたものです(^^;

 

適当に誤魔化しているだけでしょうが、ここからは普通にデートに誘ったり、買い物につき合わせたり、「いくらお金を貢がせることが出来るか」に焦点を合わせてきます。

中には、「すごい美人の友達を紹介する」などと、女衒(ゼゲン)よろしく仕切る女性もいます。

 

実際に相手の女性が「海外に住む外国人」だった場合でも、折にふれ、日本製の化粧品や高価な品をおねだりしたり、「日本への航空券を買ってくれたら会いにいける」とせがんだりしますが、ニュースになる事件にはなかなか発展しません。

 

女性スキャマーが参加する混成型スキャマー

女性スキャマーの仕事や役割は主役というより助演女優

国際ロマンス詐欺で女性を見かけるとしたら、このタイプが多いかと思います。

主要なメンバーが男性である組織型スキャマーに、女性が助っ人として参加している場合です。

 

組織型スキャマーは、詐欺スキルも練度も高く、効果的で効率的なはめ込みをして来ます。

しかし、長期にわたってじっくりと詐欺を行なえば行なうほど、弱点になるのが、あなたの「お相手の女性」が存在しないコトによる不自然さです。

 

たとえば、「相手の女性」と知り合ってもう半年になる。

「少しくらいならビデオチャット出来ない?」と頼んでも、「今、家族がいてムリ」「恥ずかしい」などと同じような言い訳を繰り返していたら「ちょっと、おかしいかな?」と感じますよね。

 

そんな時に登場するのが、女性スキャマーの助っ人です。

 

助っ人の女性スキャマーは、あなたとの交流の履歴を知りません。

ですから、あまり長い時間あなたとビデオチャットをすると、尻尾が出てしまいます。

 

ほんの数分、あなたに満面の笑みを浮かべて、手を振りながら「I love you, ●●(あなたの名前)!!」 と話しかけてビデオを終了します。

短く終わったのは、「スマホのバッテリーが切れたから」でも何でも良いわけです。

 

ともかく、恋する気持ちをつかまれていれば、これでスキャマーは事なきを得るし、場合によっては、ますます深みにはまってくれるかも知れません。

 

助っ人の女性スキャマーの仕事や役割は、スキャマー組織の手法によって色々ですが、主役というより助演女優と言うところでしょう。(^^;

 

国際ロマンス詐欺にナイジェリア人が多い理由

ナイジェリアとは
ナイジェリア連邦共和国。西アフリカに位置する連邦制共和国。イギリス連邦加盟国。およそ1億9000万人の人口はアフリカ最大であり、世界でも第7位に位置する。また、面積も広い国である。(wiki)  👉 ナイジェリアどこ?MAP

国際ロマンス詐欺事件の報道に続々現れるナイジェリア人

国際ロマンス詐欺の犯人が逮捕されて、事件がテレビニュースなどで報道されることがあります。

日本国内で逮捕された時はもちろんですが、海外の国際ロマンス詐欺で、被害者に日本人がいない場合でも、ときどき報道されています。

海外の国際ロマンス詐欺の報道実例

たとえば比較的新しい事件として、タイの国際ロマンス詐欺の犯人逮捕が報道されています。

 

「タイとマレーシアの警察は、国際ロマンス詐欺の容疑者グループを両国で一斉摘発した。マレーシアではナイジェリア人の男10とタイ人の女4人を逮捕。タイでは3カ所でタイ人3人とナイジェリア人1を逮捕した。」

 

「タイ警察は詐欺などの容疑でナイジェリア人の男(40)を逮捕した。」

 

どちらもナイジェリア人が関わっています。

タイの捜査当局も、国際ロマンス詐欺のおもな「潜在リスク」としてナイジェリア人を警戒していて、タイ国内の全てのナイジェリア人を捜査すると発表しています。

 

 

これはこれで、人権問題として懸念が出ていますが、国際ロマンス詐欺の犯人に多くのナイジェリア人がいることは事実のようです。

日本国内の国際ロマンス詐欺の報道実例

日本でも、最近報道された国際ロマンス詐欺事件では、やはりナイジェリア人が関わっていました。

 

 

ナイジェリア人が国際ロマンス詐欺に関わる理由

ナイジェリア人が国際ロマンス詐欺に関わる理由

国際ロマンス詐欺のスキャマーの多くがナイジェリア人である理由はいくつかあります。

よく挙げられるのは

  1. 学校教育で英語を習うので外国人とのコミュニケーションが容易
  2. コンピュータやプログラミングの高等教育を受ける人が多い
  3. 失業率が高い

といったところです。

 

しかし、同時に

  1. ナイジェリア人が非常に高い言語獲得能力を持っている
  2. ナイジェリアに世界的な人身売買ルートの拠点がある
  3. そのため、犯罪組織が世界中にネットワークを張り巡らせている

と言う背景も無視できません。

 

犯罪組織ネットワークがあれば、ノウハウの共有や向上、協力体制も万全です。

 

また、言語獲得能力が高いのは、母語ではなく、外国語を駆使して、言葉だけで相手を恋愛関係・婚約関係にはめ込むには必須の条件です。

 

もちろん、全ての国際ロマンス詐欺の犯人がナイジェリア人というワケではありません。

 

ここ最近、検挙された上掲のケースは、すべてナイジェリア人によるものでしたが、今後は日本に居住する日本人や他の外国人も参入する可能性が高いでしょう

 

とくに「振り込め詐欺」でさまざまなノウハウや、データを蓄積してきた犯罪組織が、国際ロマンス詐欺に参入することは容易に推測できます。

 

彼らのおもなターゲットは、おそらく「ブロンドラブ」を訪問されている、あなたのような「根っからの白人女性好き」よりは、ごく普通の日本人男性ではないかと思います。

 

それは、つまり、ブロンドラバーでない彼らが

  1. 日本においては多数派でありマーケットが大きいこと
  2. 日本人男性の普通の感性を持つので振り込め詐欺のノウハウが流用しやすいこと
  3. 海外の情報に特に通じていないターゲットなら、スキャマー側も多くの予備知識が必要ないこと

と言った理由からです。

 

とは言え、私たちは毎日の「出会い作業」において、つねに国際ロマンス詐欺の危機に晒されており、最前線にいるコトに変わりありません。

 

ぜひ、「ブロンドラブ」のスキャマー特集も参考にして、安全に素敵な出会いを探していきましょう。

 

✏️追記(2019/08/08)

こちらは、スウェーデンの報道になります。

スウェーデンでの人身売買、ドラッグ密輸に関して、ナイジェリア人組織(Black Axe:黒い斧)が存在感を増しているという内容です。

とくに「黒魔術」を利用して、人身コントロールしていると言う点にフォーカスがされています。

 

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[著者:ブロンドばか]