国際ロマンス詐欺とは、「海外に住む外国人」を称して接近し、被害者に恋愛関係や婚約関係など特別な関係にあると誤解させた上で行なわれる結婚詐欺の一種です。

 

おもに出会いサイトやSNSを通じて知り合い、メール、チャットアプリ、手紙などを利用するだけで、実際に会うことは通常はありません。

 

被害者との関係が近しくなった段階で、詐欺師はさまざまな理由をつかって、貴金属や現金などを送付させたり、海外の銀行口座へ振り込ませたりします。

 

犯人が日本以外に居住する場合には、捜査が難しく、ほとんどのケースで被害者の泣き寝入りとなっています。

被害者は40代以上の女性が目立ちますが、相当数の男性被害者もいると推定されます。

 

国際ロマンス詐欺とは「海外の外国人」による結婚詐欺

国際ロマンス詐欺とは「海外の外国人」による結婚詐欺

国際ロマンス詐欺を特徴づけるのは、被害者のロマンスの相手(犯人)

  1. 海外に住んでいる
  2. 外国人

と思わせる詐欺の設定になります。

 

ですから、実際に「国際ロマンス詐欺」の犯人(スキャマーとは)が、海外にいなくても、つまり日本に居住していても「海外に住んでいる外国人だ」と思わせて金品を詐取すれば、「国際ロマンス詐欺」として検挙されています。

 

✏️参考:日本在住の国際ロマンス詐欺の犯人

「福岡、埼玉両県警は22日、千葉県松戸市のナイジェリア人の男3人とカメルーン人の男1人を詐欺の疑いで逮捕」

 

「国際ロマンス詐欺」は法律用語ではないので、定義や意味は厳密には決まっていませんが、メディアや関係者の間では、一般的な用法としてはこのように理解されています。

 

国際ロマンス詐欺の基本的な流れ(手口)

国際ロマンス詐欺の基本的な流れ(手口)

国際ロマンス詐欺の犯人は、おもにインターネットのSNSや出会いサイトを通じてターゲットを探します。

そうして知り合った相手を、メッセージ、メール、チャットアプリ、電話などを利用して、言葉巧みに恋愛関係にあるように誤解させたり、結婚を匂わせるなどして特別な関係にあると思いこませます。

 

このように詐欺にはめ込む「作業期間」は、たった数時間の場合もありますし、1年、1年半、それ以上と長期にわたる場合もあります。

 

当然、長期のはめ込み期間を準備する詐欺ほど、技術が高度で、見破るのが難しくなる、「プロフェッショナルの詐欺集団」の犯行と言えます。

 

はめ込みが完了し、ターゲットが十分に「恋愛関係に入った」か、「結婚に向けて真剣な気持ちになった」と判断したら、いよいよ詐欺行為の本番に入ります。

 

詐欺師は、経済的なトラブルや、金銭的な危機・困窮の状況を、さまざまなシチュエーションを設定してターゲットに訴え、金品を送るように依頼してきます。

 

こうしたシチュエーションは時に、唐突に語り出されますが、多くのテストを行なって反応率の高いものを使っています。

 

ですので「恋愛関係」や「婚約関係」に入っている場合は、感情が強く動かされて、ついつい同情したり、興奮したりしてお金を送ることを考えてしまいます。

例)

  • 「弟が交通事故にあって入院し、手術が必要なんだけど、今すぐには費用が出せない。一時的に、立て替えてくれない?😢」
  • 「すぐにでも、あなたに会いに日本へ行きたい!一番早い日程の航空券を私に買って!💋」

 

送金は、海外に持参することを要求する例もありますが、通常は、国際郵便で現金を送るか、海外の銀行の個人口座への振り込む形となります。

 

ここで実際に貴金属や大金を相手に送付すると、その時点で相手との連絡がつかなくなり、忽然と消えた「恋人」、「婚約者」が、国際ロマンス詐欺の詐欺師であったことに愕然とすることになるワケです。

 

国際ロマンス詐欺の被害者はほとんど泣き寝入り

国際ロマンス詐欺の被害者はほとんど泣き寝入り

上では、千葉県松戸市に在住するナイジェリア人らが、「国際ロマンス詐欺」の犯人として逮捕されたケースを例としてあげました。

 

これは、犯人が日本に居住していたからこそ可能だったことで、もし海外に在住していたら、逮捕することは難しかったでしょう。

 

重要度が低い詐欺事件

基本的に詐欺事件は、殺人事件や傷害事件、誘拐事件など凶悪犯罪と比べて、扱いが軽くなる傾向があります。

 

警察の民事不介入

また、海外とは言え、あなたのメールやチャットのログなどに、「恋人同士」や「婚約関係」をしめす痕跡が残っていると、警察は、簡単には「詐欺事件」とは断定できません。

「プライベートなお金をめぐる事件」(民事事件)の可能性の余地もあり、「民事不介入」の原則から、警察の動きも鈍くなるのです。

 

日本の警察の捜査が及ばないコトも

もし捜査がはじまっても、犯人がナイジェリアの田舎町のネットカフェから、インターネットにアクセスしていたと判明すれば、犯人を特定するのはほぼ不可能です

 

さらに、国によっては

  1. 現地警察が協力してくれない(出来ない)
  2. 犯人が見つかっても日本へ引き渡せない(条約などがない)

など、さまざまな事情で頓挫することが多いのが現状です。

 

国際ロマンス詐欺の被害に遭わないために

国際ロマンス詐欺においては、とにかくお金がスキャマーに渡る前に、「思いとどまれる」というコトを第一に対策していきましょう。

 

実際に、プロのスキャマー集団の洗練されたテクニックにかかると、つい、相手のペースに乗ってしまうコトは多々あります

 

しかし、お金を送ってしまう前に、「国際ロマンス詐欺」であることに気づけるポイントはたくさんあります

スキャマーが接触してきた、まさにその瞬間から、「国際ロマンス詐欺」かどうかをチェックするポイントがあります。

 

各ステップ毎に注意する点などをわかりやすく解説しますが、もっとも大事なコトは「あたりまえの常識」です。

つまり、だいの大人が会ったこともない他人に、大金を無心することは、通常は無いというコトです。

「お金の話が出たらOUTです」すぐに離脱しましょう。

 

本特集では、国際ロマンス詐欺の犯人(スキャマー)を見破るポイントや注意する点などを、15年以上にわたってスキャマーと闘ってきた、ブロンドばかがご紹介します。

ぜひ参考にしていただいて、国際ロマンス詐欺の被害に遭わないようにしてください。

 

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[著者:ブロンドばか]